Web+DB Press 総集編を読んだ
買ってあったんですが、読んでなかったので読みました。どのエッセイもすばらしかったんですが、特に森田創さんはブログのほうも読んでいて、なぜか洋書を翻訳したような雰囲気がただよう感じとか、内容の濃さとか読んでいておもしろいなと思いました。
そんななか、いろんなかたのエッセイが載っているんですが、増井俊之さんが書かれたスジの良い生活というエッセイで「以前はPerlを使う人がたくさんいたものですが、RubyやPythonが存在する現在、あえてPerlを使い続けるメリットはありません。」と書かれていました。確かに、RubyやPythonでもPerlと同じことはできるし、書きやすさとか可読性とかで優れているのかもしれませんが、本当にPerlを使い続けるメリットはないんでしょうか。
私はYAPCとかでJesseの話やRJBSの話を聞いていると、そんなことはないんではないかなと思っています。リリースサイクルが改善されて、後方互換を保ちつつも、新しい機能を追加していくことが可能になったPerlの開発は今も進んでいるし、CPANモジュールもまだまだ増え続けています。(5.8とかのころのままだったらやばかったのかもしれない)
Perlに限らずこういった言語の今の状態は、実はそれをメインに使っていて、さらにそういった情報を追っている人にしかわからないところがあるのかなと最近思っています。メインでない言語の情報も追っている人はたくさんいると思いますが、やはり追いきれない部分がどうしてもでてきてしまうと自分でも思っています。
なので少なくとも、まだ選択肢として残っててもいいんじゃないかなと思っています。
逆に言うと私が知らなくて、Perl以外の言語で実はPythonとかRubyとかPHPとかすごい進化してて、Perlはオワコンという事になっているのかもしれませんけどねw